2002.04.15

インテリジェント万引き.....
ハードディスクを丸ごとゲッチュ


公私ともにお世話になっているAさん(一部ではDr.Macというハンドルネームで迷えるMacビギナーに絶大の信頼を受けている)から、おもしろい話を聞きました。
Aさんがよく機器類を購入しているショップで、最近目に付いたのが、一風変わった「万引き」。
CDメディアやプリンタのインクなどの小物をこっそり「万引き」されるのは、よくある話です。
ところが、iPodなどの携帯ハードディスクが出回るようになってから、単なる小物ではなく、デモ機の「ハードディスク」そのものが盗まれてしまうから驚きです。

つまり犯人は、iPodとFirewireのケーブルをポケットに忍ばせて、何気ない顔をしてショップを訪れます。
ヘッドフォンを装備して、いかにもiPodで音楽を聴いているふりをながら、これまた何気ない顔をして、G4やiMacのデモ機のそばに行く。
そして、まわりの雰囲気を確認しながら、透かさずFirewireのケーブルをデモ機のスロットに差し込んで、ハードディスクを丸ごとコピーするというのです。
あとはコピーが終わるまで、キーボードを打ったり、マウスを適当に動かしながら、じっと待つだけ。
デモ機には、単なるOSのデモだけではなく、Officeなどのアプリケーションやゲームなどがインストールされていることも多いので、それらを盗んで行くというわけです。
当然、機能拡張書類などもそのままコピーしますので、家に帰ってからゆっくりカスタマイズできます。

今だから店員も目を光らせているそうですが、少し前までは、単なるお客さんが、携帯プレーヤーで音楽を聴きながらデモ機を操作している、くらいにしか思っていなかったということです。

それにしても、こんな「万引き」が堂々と行われていたなんて、最近の「万引き」も変わったものです。

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