2002.04.09

G3/DT、ご機嫌斜め.....
Macにはよくある現象?


新型iMacを購入して以来、すっかりその存在が薄くなってしまったG3/DT。
ちょっとした作業には、これからもまだまだ現役として活躍してもらわなくてはいけないのですが、ある日突然、拗ねちゃいました。
起動して、アイコンパレードが終わると、なぜかポインタが『時計』になったままの状態で、いくら待ってもFinderにアイコンが表示されないのです。
command+option+escで、Finderを強制終了させると、一応アイコンがデスクトップに表示されるのですが、今度はフリーズしてしまって、どうにもなりません。

原因はSCSIエラーでしょうか。
でも、SCSIエラーだったら、起動の途中にアドレスエラーを起こしてしまい、Finderまで至らないはずです。
ノートン先生で調べてみても、問題はなし。
『媒体の検査』でも、セクタの異常は見つかりませんでした。

とりあえず、システムCDからFinderをコピーして入れ替えたり、PRAMクリアやデスクトップの再構築を施しても、前出した問題は解決されません。
OSをクリーンインストールしてもダメ。
こりゃもう初期化しかないみたいです。

で、初期化しました。

でも、ダメ。

結局原因がわからないので、このままG3/DTは廃棄処分しなくてはいけないのでしょうか。
ああ、困ってしまいまいた。
もしかしたら、メモリカードがなにかの拍子でスロットから微妙に外れてしまったのかも知れません。………まさかねぇ。

そこで、本来なら一番最初にやるべきだった作業を思い出して、試してみることにしました。
それは、EthernetやSCSIなど、すべての配線を外したり付けたりして起動してみる、という、初歩的な確認作業です。
実際やってみましたら、いとも簡単に原因が特定できました。
Finderがまともに起動しないのは、なんと、内蔵Ethernet(の配線?)が破損されていた(と思う)のが原因でした。
Ethernetケーブルを外して起動させると、ちゃんと普通どおりに動いて、SCSI機器も問題なく認識してくれます。

どうやら、内蔵Ethernet(の配線)が壊れているため、Finderの起動時に『ファイル共有』が迷走してしまい、エラーを引き起こしているみたいです。
あ、これはあくまでも私の仮説ですけどね。

というわけで、早速Yahoo! オークションで、PCIバスに増設できるEthernetカード(10/100BASE-T)を探しました。
すると、1800円即決で出品されているではありませんか。
これは、安い。
うれしくなった私は迷わず落札しました。



G3/DTを裸にするのはこれで何度目でしょうか。
すっかり手慣れている(?)私は、裸にしたG3/DTに、届いたEthernetカードを思いっきり挿入しました。
そして裸にしたまま、ドライバをインストールして再起動させました。

AppleTalkを『外部Ethernet』に変更して、Ethernetケーブルを接続した状態で、もう一度再起動。
ああ、ちゃんとFinderが動いてくれるでしょうか……、久しぶりにドキドキしましたよ。

ドキドキした甲斐があったのか、あっけなく問題は解決されておりました。
ああ、よかった。
セレクタで新型iMacとボンダイiMacを呼び出してみたら、バッチグーでございます。
フレッツ接続ツールも、ちゃんと読み込むことができましたですよ。
これで、悲願の[←「G3/DT」←→「ボンダイiMac」←→「新型iMac」→]、夢の家庭内LAN・トライアングルが実現しました。

新しいMacを導入すると、なぜか今まで活躍していたMacの調子が悪くなる……、とよく言われていますが、まさにそのとおりでした。
セオリーどおりで、なんとなくうれしいですね。(うそ)

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