2002.04.02

Photoshop、入力エラー事件.....
日本語入力とCMapsの不可思議な関係


新型iMacにインストールしたPhotoshop5.5。
画像に手を加えたりしている時には、なんの問題もなく作動していましたので、まさかこんなことになろうとは、予想しておりませんでした。
その「こんなこと」とは、
テキストのフローティングボックスに、「日本語入力ができない」という、なんとも不可思議なエラーでございます。

もしやと思って、SimpleTextに入力した文字をコピペしてみたのですが、文字の数だけビープ音が哀しく繰り返されるだけで、ボックス内には何も表示されません。

早速Adobeのサイトへ出かけて、『ユーザーフォーラム』で似たような事例を探しました。
すると、同じ悩みを抱えている人が何人かいて、プチ安心しましたよ。
いやいや、安心している場合ではございません。
なんとか解決策を見つけないと、MacOSを9.2.2からグレードダウンして、(より確実に日本語入力できるかと思う)9.0に戻さなくてはいけないかも知れないですよ。
そうなったらどうしましょ。

でも、事の原因はかなり複雑みたいです。
「初期設定を捨てたら治った」とか、
「三回再起動したら治った」とか、
「OSをクリーンインストールをすればいい」とか、
「PRAMクリアをしましょう」とか、
根本的な解決法が特定されていない状態で、皆さん悩んでおりました。
そんな中で注目したのが、
CMapsを入れ替えてもだめでした
という一文。
裏を返せば、「CMapsを入れ替えれば治るかも知れない」ということです。
早速試してみましょう。

取りあえず、問題の『CMaps』がどこにあるのか、Sherlock 2で探しました。
すると、システムフォルダ→アプリケーションサポート→Adobe→Fonts→Rrqrd→CMapsという、かなり深い階層に存在していました。
問題のCMapsフォルダを開いてみると、



ご覧の通りファイルがふたつしかありません。
そこで、Photoshop5.5を同じアプリケーションCDからインストールしたG3/DTのCMapsフォルダを開いてみましたら、



なんと、ファイルが115コもあります。
その差113。
当然ながら、G3/DTではちゃんと日本語入力できます。
で、G3/DTのCMapsフォルダをコピーして、iMacのRrqrdフォルダに入れ替えてみたら、ちゃんと日本語入力できるようになりました。

CMapsとは、日本語入力にかかせないファイルを格納するフォルダである、ということなのですが、なぜ同じアプリケーションCDからインストールしたPhotoshopに、このような「差」が生じてしまったのか、よくわかりません。
G3/DTはG3プロセッサで、OS9.0。
iMacはG4プロセッサで、OS9.2.2。
職場のG4は、OS9.0で日本語入力ができる。
ということは、やはりOS9.2.2が原因なのでしょうか?
ホント、わからないことが多すぎです。

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