1999.08.06

勤務先のMacにAutoStart再び.....
もしもiMacにウイルスが入ったら…


昨年の秋、勤務先のMacと自宅の8100/80AVが香港型ウイルス「DELDB」(正式名=Auto Start)に冒されてしまいました。
Power Macにしか感染しないウイルスとして、かなり話題になりましたね。
当時のリポートはこちらをご覧ください。
そして先日、取引先から預かったMOディスクを、勤務先の7600/200に接続したドライブに挿入したら、突然Macが再起動。
まさにAuto Start。いやな予感がしました。
取引先のMOディスクにウイルスが入っていたみたいです。

再起動後、アイコンパレードが無事終わり、Finderが開きました。
しかし、マウスカーソルは生きているものの、どこをクリックしても反応がありません。
やられたな。そう思いながら、コマンド+オプション+エスケープで、アプリケーションの強制終了を試みました。
本来なら「強制的に"Finder"を終了させますか?」というメッセージが出るはずなのに、なんと「強制的に"DB"を終了させますか?」というメッセージが。
「DELDB」の再来です。
OKをクリックしたら、今度はマウスカーソルが凍ってしまいました。
仕方なく強制再起動をかけて、すかさずMacOS 8.0のCDを挿入し、そこから起動させることにしました。
そして、以前ダウンロードしておいた「DELDB」専用のワクチンソフトでハードディスクをチェックしたら、「DB」が見つかり、駆除は成功しました。

やれやれひと安心、と気を取り直して再び再起動。
ところがFinderが開いても、結果は先ほどと同じ。カーソルでクリックしてもまったく反応がありません。
アプリケーションの強制終了も効かなくなってしまいました。
MacOSやノートン先生のCD-ROMから起動すれば、ちゃんと動くのですが。
一応ノートン先生に診てもらったら、「マスターディレクトリブロック」と「ボリュームビットマップ」で重度のエラーが見つかったので、修復。
一縷の望みを託してシステムから再三の再起動。
でも、結果は同じ。かなり深いところでシステムが壊れたみたいです。

システムのクリーンインストールをしようかとも思いましたが、結局安全策としてハードディスクを初期化しました。

もしも自宅のiMacにMOドライブが接続されていて、取引先のディスクを挿入していたら……、そう考えると恐ろしくなってしまいましたね。
MOやフロッピィなど、外部のディスクからウイルスが侵入することがないとしても、インターネットから入って来ることは充分考えられます。
トライアウトで入れていたノートンアンチウイルスも期限が切れたことですので、「ノートン安心パック」でも買ってこようかな。
かなりお買い得ですからね。でも、数量限定。まだ売っていかなぁ。

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