2002.08.10

エプソンプリンタのプチ・裏技.....
ご自分の責任でお試しください。なんちって。


プリンタはエプソンしかないのか、と思うくらい、私の周りでの普及率は、エプソン90%、キヤノン10%といったところでしょうか。(あくまでも、私の周りでのシェアですよ)


そうそう、余談ですけど、エプソンの社名の由来、わかりますか?
ウン十年前、エプソンの前身の会社が『エレクトリック・プリンタ』というプリンタを開発して、なかなか評判だったんですって。
で、エレクトリック・プリンタ(Electric Printer)の血を引く優秀な息子(SON)たちを、これからもたくさん開発して行こう、という願いを込めて、社名をセイコーEPSONにしたらしいです。
これは有名な事実ですので、知らなかった人は、ネタ切れの席などで、ぜひ話題にしてみてください。


というワケで、本題です。
私は自宅でも職場でも、エプソンのプリンタを愛用しています。
ある日、職場のPM-780で出力していたら、突然『黒』が出なくなってしまいました。
こんな時にはノズルチェックです。
マニュアルどおりチェックしたら、



『黒』が印刷されるはずの左側が、サッパリ抜けています。
で、ヘッドクリーニングを四回ほどしてみたんですけど、



『黒』がなかなか出てきません。
普通なら二〜三回クリーニングすれば、キレイになるのですが、インクをムダに使うのも(ヘッドクリーニングって、思った以上にかなりインクを消費するんですよ)もったいないので、思わずエプソンのサポートに電話をしちゃいましたですよ。

「あ〜、もしもし、何回かヘッドクリーニングしたんですが、黒インクのノズルがキレイにならないんですよぉ。なんとかしてちょ!!」
って哀願したら、サポートの女性が、
「何回しましたか?」
って聞くもんだから、
「二〜三回…………でちゅ」
って言っちゃった。(ホントは四回)
するとサポートの女性は、当然のような声をして、
「二〜三回ですとまだまだですね。
七回やってください
と言いましたですよ。
「七回ですか?」
はい、七回がポイントです。
七回やってダメだったら、松本のサービスまで製品をお送りください。
ノズルを交換しますから」

なるほど、七回が重要みたいです。
電話をする前に四回チェックしましたから、あと三回チャンスがあるワケです。
するとビックリ。
三回目(合計七回目)で、なんとノズルがキレイになりました。

ウソのようなホントの話です。

すると今度は、A3まで出力できるということでかなり重宝しているPM-2200が、同じように『黒』が出なくなってしまいました。
戸惑う同僚を目の前に、私は平然とこう言いました。

「ヘッドクリーニングは、七回がポイントだよ。
七回目には、ほら、こんなにキレイに………」




なりませんでした。

これはもう完全に黒インクのノズルが詰まっているみたいです。
詰まっているのなら、詰まりを吹き出してやればいい。
サービスに送るのも面倒だし、金もかかるし、もしダメだったらプリンタの寿命ということで、もっと早くてキレイに出力できる新品に買い換えた方がいい。
どうせ職場のプリンタだから………。

ってな感じで、ノズルの清掃を自分でやることにしました。
用意したのは、これです。



ちょっと見えづらいかも知れませんが、ヤクルトなんかに使うストローです。
このストローを、



インクカートリッジを取り外したノズルにしっかり差し込んで、一気に息を吹きかけます。
ノズルが詰まっていますので、なかなか息が貫通しませんが、何回か一生懸命吹き続けると、プスーッっていう感触が、お口いっぱいに広がります。
その瞬間、ノズルの詰まりは、キレイに解消されました。

あとは再びカートリッジを装着して、そのまま普通に出力できます。
ノズルの交換料や製品の送料が、たった一本のストローで済むなんて、リーズナブルでしょ?

あ、あくまでもこの処置は、ご自分の責任でお試しください。
でもこの方法で、二台のプリンタが救われました。なかなかの裏技でございます。

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