2002.07.19

「不幸っぽい」出来事-その2-.....
不毛な時間を与えてくれた通信障害


前回お伝えした「iTools有料化事件」で、多少なりとも「不幸っぽい感じ」を満喫していた私のもとに、新たなる「不幸っぽい」出来事が、やって参りました。
ありがたいことです。(ウソです。ありがたいワケないっすよ)

それは、2002年7月18日・午後8時25分に始まりました。

仕事を終えて帰途に着いた私は、ボンダイ(旧iMac)ちゃんでインターネットを楽しんでいる長男に、

「そろそろやめなさい。ずーっとやっていると、目が盲腸になるじょ!!」

と、父親らしく注意を促しました。
すると長男は、

「さっき始めたばかりだよ。
でも、接続が時々切れるんだよね。どうしてかな?
今はちゃんと繋がっているけど

と、言いました。
そこで私は、

「問題なく繋がっていれば、それでいい。小さいことに拘っておると、ろくなコトがないじょ!!」
と、言いました。


そして同日・午後9時05分

メシを食った私は、風呂に入る前にメールチェックをしようと、iMacの電源を入れて、プロバイダへの接続を試みました。
しかし、ルータは反応するものの、プロバイダに接続できません。
つい先ほどまで長男が接続していましたので、プロバイダやルータに原因があるとは考えられない。
これはきっと、iMacのシステムが、なんらかのエラーを起こしているに違いない………、そう考えた私は、とにかくシステム一旦終了させて、風呂に入ることにしました。


午後9時30分

風呂から上がった私は、早速iMacを起動させました。
単に起動するのはもったいないので、一応Option+Commandで、デスクトップの再構築をしながら起動させました。
そして、接続しようしたら…………、やっぱし繋がらない。

さぁ、皆さん、ここから私の「ひとり相撲」が始まりました。
この相撲は、延々、翌日の午前1時30分まで続いてしまいました。
それでは、9時30分から1時30分までの約4時間、私がやった不毛なことを、ご紹介しましょう。
全然参考になりませんので、お急ぎ方は、読まない方が時間を有意義に使えますよ。


その1:ルータの再起動
その2:ルータの初期化
その3:ルータのアプリケーションを再インストール
その4:ADSLモデムの再起動
その5:Ethernetケーブルの接続チェック

この辺までは、余裕でしたね。
でも、2〜3回繰り返しましたが、繋がる気配はありません。

その6:「TCP/IP」の初期設定が壊れているかも知れないので、ファイルをゴミ箱に捨てました
その7:「TCP/IP」の再インストール
その8:ダメもとで、PRAMクリア
その9:ノートン先生で、断片化やら、あらゆるものを修復
その10:Anti-Virusで、すべてをチェック

でも、繋がりません。

その11:ルータのアプリケーションをオフにして、爆弾の温床である「フレッツ接続ツール」を再インストール

それでもやっぱし繋がりません。
で、その日は諦めました。


7月19日・午前7時30分

一夜明けたら治っていた………ということが、よくあるMacです。
もしかしたら治っているかもしれないと、固く信じて接続しようとしましたが、やっぱしダメでした。
で、出勤前の慌ただしい時間を利用して、長男のボンダイちゃんを急いで起動させました。
そして、透かさずルータ経由でプロバイダに接続しようとしたら………、ありゃありゃ、繋がらないではございませんか!!
っというコトは、iMacが破損していたのではなく、ルータかモデムがブッ壊れておるのでしょうか?
いよいよ問題が複雑になって来ました。ワクワク。


同日・午前9時45分

不安を胸に抱えながら、職場の環境を借りて、私が契約しているプロバイダ(SANNET)のポータルサイトに接続してみたました。
すると淡々と、
「通信障害のお詫びと現在の状況」
というコンテンツがありましたですよ、ああ……。
接続できない理由は、至ってシンプルでございました。

この通信障害、7月18日の午後1時30分頃より、断片的に発生していたみたいです。
東京・静岡・山梨・茨城・新潟・栃木・長野・石川・滋賀という、広範囲に渡って発生していたらしいのですが、全然知りませんでした。(当然ですね)

ご丁寧なことに、
「最新の情報が判明次第ホームページにてお知らせさせていただきます」
と書いてあったのですが、接続できないのに、どうやって「最新の情報」を見ればいいんだ!!、って、思わず思っちゃいましたですよ、ああ……。

結局この障害、原因がわからないまま、同日・午後12時に仮復旧、午後5時55分には完全復旧したのですが、とにかく参っちゃいました。
接続できないのがiMacのせいだと思っていた、あの不毛の4時間。
そして、ルータやモデムが壊れているかもしれないと、ワクワクしたあの瞬間。
すべては思い過ごしでございました。

もしも前夜の8時25分、長男が接続できない状態だったら、私の考え方も変わっていたはずなのに………。
たった「40分」の間に、プロバイダがダウンしているワケがない、っていう、ささやかな先入観がマズかった。

それにしても、契約しているプロバイダが通信障害を受けた場合、その情報をなんらかの方法でユーザーに伝えることって、できないものでしょうか。
プロバイダの通信状況を知らせることができる緊急用の回線(ホームページ)を、NTTと協力して設置することができたら、より安心できるのになぁ。
プロバイダ協会(みたいなもの)があったら、ぜひともご検討願いたいものです。
って、わがままでしょうかねぇ。

とにもかくにも、私にとって究極の「不幸っぽい」出来事でした。

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