日付変更線があるので、アメリカでは7日、日本では9日が太平洋戦争の開戦日です。多くの犠牲の上に今の日本があるわけです。私は本当に幸せな時代に生を受けいい時代をすごしてきたと感じます。COVID-19くらいは辛抱辛抱であります。 太平洋戦争開戦時には既にアメリカを暗号解読して認識していたということが一般に知られています。日本は今もそうですが情報に関して脇が甘かったり、情報収集不足があったりすると感じます。(そうみせて実は凄いなんていうことがあれば嬉しい限りですが) 開戦の頃の情けないことは英語などを「敵性語」として封じたりしたことです。敵を知るには言語を知ることは重要事項です。「敵性語」として大いに奨励するべきでした。 武士の時代から日露戦争頃までは、「刀槍弓鉄砲」の前に、「金策」「兵糧」「調略」を整える様子がありましたが、太平洋戦争はめちゃくちゃです。金もない、物資もない、世界への根回しがない、それでドンパチさせるあほなリーダーがいて兵の命を消耗品とする。リーダーだけでなく熱し易く冷め易い日本人の国民性もあるかもしれません。負けを知らないときは多くが戦争方向に盛り上がっていました。近隣諸国を下に見る雰囲気も。今でもテレビが納豆が健康によいと報じるとスーパーから納豆が消える日本です。嘘か本当か自分で確認せずあおるメディアにすぐのせられる人は日本では多いです。日露戦争で、ドンパチの大変さと、外交工作の大切さと、情報工作の大切さや、世界情勢的運のよさを認識していただろうに、ただ武力に重心が傾き、終わり方を探せない戦争となったように感じます。その多くの兵の犠牲の上、敗戦のおかげで今の社会の方向にすすんだと感じています。昔の兵器に関して、技術力があったかのように報じられることもありますが、手前味噌しすぎないほうがよいです。航空機は殆どライセンス生産レベルの海外の技術でそれ超えていません。戦車や機動力は海外とは比べ物にならず貧弱です。無線、レーダー、暗号システムは無いに等しいです。外交も特定の国を信用して頼ったり幼稚でした。外交はきつねとたぬきのだましあいです。イギリスは何枚くらい舌をもっていたことでしょう。 そういう今ですが、選挙の投票率は低く(独裁方向にもっていきやすい民主主義)、選挙になるとうるさい宣伝カー(町の名士が上からお願い、旧態依然、イギリスなら騒音防止で逮捕されます)。教科書で見た帝国議会の頃の選挙と同じです。政治は、税金の使い道(それを仕事として得ている企業も多いでしょう、お金は回り物)を決めたり、生活に密着する重要事項です。身近なのになぜか学校で「政治科」みたいな政治シュミレーションしたり学んだりする教科がありません。民主主義発展途上国であります。はたまた、みんなが政治オタクになると困るのかなあ。
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